PRODUCT製品紹介

4種12部品の精密嵌合品

4種12部品の精密嵌合品

組付けた状態。アウターオスメス、インナーオスメスx5の4種12部品の嵌合。

4種12部品の精密嵌合品

曲げ端面スレスレのバーリング加工。端面からそのまま立ち上がるバーリング加工を施しています。

4種12部品の精密嵌合品

嵌合端面:アウターオスメス嵌合部。クリアランス0.16mmmax.に対応。

材質 SUS304相当
製品寸法 t1.0x58mmx137mmx25mm(嵌合時)
技術ポイント 4種12部品の精密嵌合、曲げ端面スレスレのバーリング加工
工程 トランスファプレス加工 - 洗浄 - 検査
概要 EGRクーラー用部品です。
当該品は、上記アウター、インナーの他に両端をホールドする部品とインナーオスメスの間にサンドされるフィンがセットとなる、合計7種類19部品の嵌合によって成立する製品ですが、当社ではそのうちの4種類12部品の製造を担当しました。
他社製品との嵌合が必要な為、百分台の輪郭度要求に対応しており、曲げ端面スレスレのバーリング加工も実施しています。
型番・ブランド名 4種12部品の精密嵌合品
製品説明 オスメス嵌合させて使用する、複雑な形状の絞り加工品ですが、お客様がスムーズにアセンブルでき、且つ、使用時に冷却水の漏れを発生させない為、最適なクリアランスが要求され、嵌合時の端面クリアランスは0.16mmを実現しています。
液漏れ防止の密着性と嵌合時の作業性の両立を実現し、大手Tier1様に採用されています。
加工説明 アウターはスプリングバックの大きいステンレスで、オスメス各々百分台の輪郭度を要求されていますが、燃料供給ユニットの加工で長年培った異形状プレス成型技術で対応しています。当製品では、加工が非常に難しいといわれる曲げ端面スレスレのバーリング加工にも対応しています。
インナーは、溝形状、絞り形状を順送で加工、5セットを積層させた状態でアウターが基準精度で嵌合できるよう、単品の精度管理を実施しています。
備考 【主要公差】
輪郭度0.08 平面度0.1 嵌合部長手公差レンジ0.06 嵌合クリアランス0.16
突起部高さ0.05、穴径0.1など、公差指定箇所多数